大人になって、ハープを弾いてみる (3)
大人になってから、ハープをちょっと弾いてみようかな、
と思われる方はどんな方でしょう。
お会いした中で、3番目のタイプについてです。
ピアノや、他の楽器の経験があり、その土台があって、さらに新しい楽器、ハープにもチャレンジしてみようという方。
自分の新たな可能性を見つけて、目標にむかって進むのは、とても楽しいことです。
そして実際、ピアノなどの経験から、ハープを弾かれる方は、
自然なことですから、一番多いと思います。
はじめに、楽しみつつハープの基本を学ばれると、
その後、即興でアレンジしたり、
心に浮かぶメロディーから、曲が生まれたり、
どんどん、世界を広げていかれる可能性も、大きい方たちです。
そして、ハープ独特のアレンジが楽しめますね。
実際、ピアノや、他の楽器の世界から、ハープをはじめて、
プロになって活躍されている方は、世界中にたくさんおられます。
人生の途中で、自分に一番合っている楽器を見つけて、
独自の世界を切り開いていらっしゃる方たち。
才能のある方たちが、ハープに出会うことで、
さらに、その才能を開花されていますが、その中のおひとり、
たとえば、世界中にファンが多い Lisa Lynneさん、
もともとはギターで、ロックバンドを率いておられ、
たまたま、以前グレンデールにあった、Sylvia Woods Harp Center で
お店のたくさんのハープを 日々調律しておくというパートの仕事から、
ハープに出会われたそうです。
ロックバンドで活躍した強みで、ビートに込められた、
曲の命を、直感的に大事にされていて、
ほぼ独学で、独自の音楽世界を広げていらっしゃいます。
以前は、CDの売り上げを Enyaと競ったりしておられましたが、
大病から生還された後は、価値観も変わったとおっしゃり、
より深い、安らかな精神世界を目指して、穏やかな雰囲気を醸しだしておられます。
City of Hope(癌専門病院)などでも活動なさっています。
いつも思うのですが、
ハープの世界、ハープを弾いていらっしゃる方、
人間的にも、素晴らしい方がいっぱい。
ハープのもつ魔法でしょうか。
ハープの音色は、人の心を浄化するような働きがあるのでしょうか。
いったん、ハープに向かいあうと、
だれでも、一番いい音色をだそうと、自然と心を注ぎます。
そのためには、心が澄んでいて、
まず自分の心のなかに、いい音色のイメージがないと、
その音は生まれてこない、
腹をたてながら、ハープを奏でられますか?
それは、およそ無理なことでしょうから。
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