大人になって、ハープを弾いてみる (1)
いろんな機会や場所に、演奏に出かけた折りに、
演奏後、「ハープをどこかで、教えたりされますか?」と、
尋ねてこられる方にお会いします。
大人になってからでも、
ハープに、ちょっと触れてみたいかなと思っていらっしゃる方とは、
どんな方たちでしょうか?
それは、何となく気になるという程度から、
何かのきっかけがあれば、始めてみようと、
人生のやってみたいことリストに加えていらっしゃる方まで、温度差はあっても、
今までお会いした方たちは、ざくっと、4つぐらいのタイプになると思います。
今日はまず、第1番め、
「ピアノや音楽の経験はほとんどありませんが、ハープの音色だけでなく何かに、なぜか不思議に心がひかれるのです。」
すごくわかる気持ちがします。
まず、ハープの形。 なんともいえず、心うばわれます。
一口にハープと言っても、大小さまざまありますが、
まるで、美しいクラフトのようなケルティックハープ。
あるいは、優雅なコンサートハープの 堂々たる美しさ。
もしくは、膝にのせられるぐらい小さい、小型ハープもかわいくて、
天使の楽器のようですね。
他の楽器は、ほとんど弾いたこともないと言われていた方ほど、
実は、はじめてハープの音を出してみたときに、
まるで魔法にかかってしまったように、
ご自分でびっくりするほど夢中になられることも多いと思います。
気がついたら(ほぼ一年たたないうちに)、
聞いている人の心に、美しい波動が響くような演奏をされるようになられる。
ハープには、そんな魔法の力があるとしか思えません。
そして、新しいことに挑戦する、このワクワクする気持ちは、
素晴らしいことです!
私たち大人の忙しい日々の中での練習なのに、
それが、日々のいろんな事を乗り切るエネルギーになっていると感じられる方も。
実際、私自身は、それを実感しながら、そして感謝しながら、暮らしています。
今まで、音楽は好きだけれど、なんとなく楽器とは、縁遠いと思っておられた方が、
数ヶ月もすると、
心をこめて、その方の人格が表われるような演奏をされ、
聞いている私も、本当にじ~んとすることがあります。
心に届く音色を出されたときは、まるで空気が変わるかのようです。
これが、ハープの不思議なところです。
でも、この魔法をひきだすには、重要なコツがあるということ、
失敗や、経験をとおしながら、私も、気づくことになりました。
大人で、ハープを始めるということ自体にも、大きな意味があり、素晴らしいことなのです~♪
写真の美しいセラピーハープは、トリプレット社のクリスティーナ
Triplett Christina Harp セラピー用に、弦のテンションが柔らかめ。
膝にのるぐらい小型で、27弦です。
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