大人になって、ハープを弾いてみる　(5)

昨日伺ったお宅のお庭に、　　

ハープエンジェルが～～～！

風にゆれて、音がでます。　（風鈴のように）

ある日、ふと思い立って、ハープをはじめてみると～♪

不思議なことに気が付きます。

もしかして、このことに気が付くと、

人生で大きな宝物を得ることになるかもしれません。

少し、違う観点から話し始めてみますが、

現代社会で生きるということは、どういうことでしょうか？

クリック一つで得られる、膨大な情報。　

速いテンポで展開する、世界のさまざまな状況の変化を

何もかもざくっと、急いで把握できるのは便利で、

まるで素晴らしいことのようですが、

見方を変えると、深い心の力を育むには、決していい環境とはいえません。

世界の各地で起きている、多くの出来事。　

たくさんの対立する意見や考え方。

心の世界を大事に養ってはじめて、おのずと健全で豊かな心で、

周りの人、自分をとり囲む世界に対することができるのではと、思っています。

心を休める、守る、あるいは養う、

それぞれの方が　取り組んでいらっしゃる方法があると思います。

哲学、　ヨガ、　meditation 瞑想、　　深い祈り、　芸術の世界。

もちろん、音楽の世界もそうですね。　

他にも、人によって、いろんな方法があるかもしれません。

リズムに合わせて無心になって踊る？などなど。

それも、無我になることによって、雑多な思いから、心を解き放ってくれるでしょう。

ハープを弾き始めて、ほどなく、気が付いたことがあります。

日々ハープを奏でることは、ただ単に上手に弾けるよう、

いい音をだせる努力、練習ではないということ。

ハープを奏でるということは、

私にとっての、日々の心の養いだと思い当たりました。

これは、本当に素晴らしい発見です。

他の楽器も弾いていましたが、私にとっては、ハープは少し違う次元の意味がありました。

そして、少なくない人たちが、そうおっしゃっているのも事実です。

本当に素晴らしい発見でした。

豊かな音色に、心がうるおされ、落ち着く時もあれば、　

素晴らしいインスピレーションが降ってくるときや、（本当にしあわせな気持ち～♪）

そして、光とやさしさに包まれるような思いになることもあります。　　

大好きな曲はいっぱいあり、

その時の気持ちをのせて、普段弾いているペダルハープもいいですが、

時には、ケルティックハープの澄んだ音色も好きです。

たとえば、Jigの独特のリズムにのって、繰り返し弾いていると　

気が付くと、1時間ぐらい弾いてしまうほど、

たぶん、無我に近い状況にいるのでしょう。　

（一定のリズムというのも、心に作用する力があり、

シンコペーションの連続というのは、心地よいものです。）　

ハープを奏でることは、私にとって、祈りだと感じるときも多いです。

心にとっては、とても幸せな時間。

では、心の養いになると気が付くのは、どれぐらいからでしょう。

かなり初期の段階から、気が付く方が多いのです。

その意味でも、不思議な楽器です。

私の経験から、大人の方がハープをはじめられる場合、

このハープが心に与える影響を、

できるだけ早い段階で感じてもらえるように、

第一回目のレッスンには、

特別に準備した曲からはじめられるようにしています。　

この一番はじめに、弾いてみる曲、

はじめて、ハープと出会う瞬間は、

とても重要だと、感じているからです。